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カトリック信者さんが「お祈りのための聖具」としてもちいるロザリオには、以下の条件があります。
1.ロザリオの念珠の数が、正式なものであること。
2.後ろ留め金などが、付いていないこと。
3.聖職者による「祝別」を受けていること。
1.と3.については、別項でくわしく述べるとして。
2.の、「後ろ留め金」について。
ロザリオというのは「お祈り用の聖具」であって、ほんらい、装身具として作られたものではないのです。
したがって、留め金などはなく、首に掛けたい場合は、頭からかぶって着用します。
眼を閉じてお祈りしながら、念珠を指でまさぐるものですから、途中に留め金があったら、じゃまなわけです。
珠の数が決められているということは、念珠にとても小さい珠を用いたロザリオの場合、当然ながら「頭が通らない、首にかけられない」サイズになるわけです。
こういうロザリオは、ショップによっては、留め金をつけた形に“お直し”してくれるところもあります。
ですが、アンティークなど価値の高い品の場合は、“お直し”は価値を下げるため、禁物です。
「これは小粒の珠を使っているため、輪が小さいので、首から掛けて使用することはできません。
部屋に飾るか、お祈りのために、ご使用ください」
と、明記して売っているロザリオもあります。
以上の理由で、ロザリオは必ず「首回り寸法」が明記されています。
ちゃんと頭が通るかどうか、鼻のてっぺんを含む、いちばん幅広い部分の自分の頭のサイズを測っておきましょう。
これより小さいサイズのロザリオは、「頭を通らない、身につけられない」ということです。
また、あまりギリギリのサイズも、危険です。
ロザリオは、せんさいな作りなので、無理に引っぱると、珠をつないだ糸が切れてしまうおそれがあります。
「せっかく買ったのに、身につけられない!」「無理に頭を通そうとしたら、糸が切れて、珠をなくしちゃった!」なんて泣くことのないよう、くれぐれもご注意を。
ちなみに、熱心なカトリック信者の多い国でも、教会に行くのにロザリオを首から掛けていく習慣は、ないそうです。
(そういえば、洋画や海外ドラマでも、見かけるのはふつうのクロス・ペンダントばかりですよね・・)
聖職者の場合、首から掛けるより、むしろ腰紐に結びつけて装着する場合が多いようです。
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