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ロザリオ(rosario)とは、スペルを見ても英語のroseに似ていますが、ポルトガル語で「薔薇園」という意味です。
ロザリオとは、カトリック信者さんが、お祈りの数をかぞえるのに使用する、聖具です。
つまり、仏教のお数珠とおなじ用途です。
むかし、砂漠で修行する修道僧は、拾ってきた小石を並べ、動かすことで、祈った回数をかぞえていました。
これを手軽に持ち歩けるようにすれば、いつ、どこでも祈ることができます。
そこで、穴をあけた珠を糸でつらねたり、糸に結びめを作って珠の形にしたものなどを考案しました。
これが、ロザリオや、数珠の起源だといわれます。
カトリックには「三大経」とよばれる重要なお祈り、つまり祈祷文が、3種あります。
「主祷文」(主の祈り)、「栄誦」、そして「天使祝詞」とよばれるものです。
とくに「天使祝詞」は、別名「聖母マリアへの祈り」とよばれ、
「めでたし、聖寵みちみてるマリア、主、おん身とともにまします……」
にはじまる、聖母マリアへの賛歌です。
(シューベルトやグノーの歌曲で有名な「アヴェ・マリア」とは、ラテン語による、この祈祷文の冒頭のことばです)
この、マリア様への祈り「天使祝詞」を、マリア様にささげる、一輪の薔薇とみなします。
そして、ロザリオを用いて祈りをかさねることで、薔薇を花束にし、この花束をマリア様にささげる・・というわけです。
「薔薇園」と呼ぶのも、納得ですね。
この、花束を作るように、祈りをかさねることを、「霊的花束」(Spilitual Bouquet)とよびます。
つまりロザリオとは、この「祈りの花束をつくるために、薔薇の数をかぞえるための」聖具、というわけです。
(また、祈祷文を紙に書き写し、ほんものの花束のように、リボンで束ねたり籠に入れたりして贈る習慣を「霊的花束」と呼ぶ場合もあるそうです。くわしくは略)
ロザリオを用いて祈ることは「ロザリオの祈り」と呼ばれ、祈る順番、回数などが、決っています。
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