クロス専門店「くるすや」宝石のトリビア−#21
10月の誕生石 オパール
オパール Opal ※英・米・日とも10月の誕生石
和名:蛋白石(たんぱくせき)
語源:サンスクリット語の“貴重な石”(ウパラ)
宝石のことば:純潔、希望、幸福、むじゃき
種類:ゼリー状の物質が岩の中の空洞に溜まり、やがて固まった物質であるため、ほかの宝石のように結晶ではなく、微量の水分をふくむ。乳白色の石の中に亀裂が走り、これがオパール特有の、見る角度によって変わる虹色の光彩となる。これを“遊色効果”と呼ぶ。もっとも高品質のものは“プレシャス(precious=貴重な)オパール”と呼ばれる。

身体的には・・毒の空気感染・失神をふせぎ、心臓の苦痛をいやし、全身を元気にするといわれます。
エメラルドとともに「眼によい石」としても知られています。「(オパールにより眼病をいやされた)瞳のかがやきの中には、子どもたちの夢が映し出される」という、浪漫ちっくな言い伝えもあります♪
精神的には・・悲しみ、憂うつをはらい、希望と自信をもたらすといわれます。(さまざまな色の遊色効果を見ているだけで楽しくなるせいでしょうか?) さらに創造性、予言力、内なる才能をひきだすともいわれます。
思考を純粋にし、無垢な心をまもる、魂をくつろがせて信仰心を高めるといわれ、「祈り・赦(ゆる)し」の象徴でもあります。

オパールは別名
「キューピッドの石」とも呼ばれ、愛の幸せ、やさしさをもたらすともいわれます。
オパールは結晶ではなく、水分をふくむ、デリケートな石です。乾燥するとヒビ割れますので、
直射日光・火気厳禁! キッチンなどにはくれぐれも持ちこまないこと。
また、ほかの硬い石といっしょに保管すると、傷つく原因となりますので、ご注意を!

オパールは、インドでは「幸運を呼ぶ石」と呼ばれますが、英国・スウェーデン・スペイン・ロシア王室などでは「不吉な石」として、用いられません。これは英国の高名な作家スコットの、ヒロインがオパールを持ったため呪われるという小説『ガイエルスタインのアン』の影響といわれます。
オパールの中には「貝オパール」という、太古の貝が化石となる途中でオパールへと変化した、珍しいものがあります。
これは外見は貝の化石のようなのに、内部に炎が燃えたつような美しい光をもつ、という特徴があります。
宮沢賢治の『貝の火』に登場する、動物たちの王だけが持つことを許されるという宝珠“貝の火”は、この貝オパールがモデルであるといわれています。

【ローマ 古代】
オパールは古代からたいへん珍重され、1世紀ローマの博物誌家プリニウスによると「オパールは、エメラルドに次ぐ貴重な石」だったそうです。プリニウスはまた、自慢のオパールの指輪をアントニウスに譲ってくれと所望されてだんこ断り、そのためローマから追放され、その指輪だけを持って逃げた元老院議員のエピソードも紹介しています。

【欧州】
古くから欧州では、オパールを「オプタリミオス(眼の石)」という異名で呼びました。眼病をいやす力があると信じられていたためです。(現在でも、オパールは眼によい石といわれています)
【欧州 中世】
なぜかこの石は、月桂樹の葉にくるんで持つと、すがたを消す魔力をもつと信じられ「盗賊の守護石」と呼ばれました。
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