ムーンストーン Moonstone ※英・米・日とも6月の誕生石真珠の代用石
和名:月長石(げっちょうせき)
語源:古代ローマ・ギリシアでの呼び名も、月の女神セレネにちなんだ「セレニティス」。
宝石のことば:富、長寿、幸福、健康
種類:長石の一種。半透明・乳白色の地に、磨くと真珠のような、または青白い閃光があらわれ、月光のように見える。乳白色が一般的だが、ピンク・黒などもある。
身体的には・・肺病、てんかんの発作などをしずめるといわれます。
精神的には・・弱った神経をいやす、高潔な思想をもたらす、予知夢を見られる、霊能力を高める、などといわれます。
■かつて人々は月や星を見ながら方角を知り、旅したことから、別名「旅人の石」といわれます。
海の航海の、安全祈願のおまもりでもありました。
■夜の闇が人目をしのぶ逢瀬にふさわしいためか、月長石はインド・欧州で、昔から「恋人たちの石」とも呼ばれました。
持ちぬしにあたたかな心を呼びさますといわれ、げんざいでも「恋人に贈るのに最適の石」といわれます。
■中国でも、仲人をあらわす「月下氷人」という表現があるとおり、月は縁結びの神と結びついています。多産・豊穣・性的エネルギーにつながる月の神秘の力は、恋の媚薬としても力を発揮するといわれます。むかしから、満月の夜に月長石を口にふくむと、恋の未来が予知できるといわれました。
■夫婦和合をあらわす石でもあり、結婚13年めの記念石ともされています。
【インド】
■インドには、「月長石は月光が凝固して生まれたもの」という伝説があります。
この国で月長石はとくに尊ばれ、宝石商人が持ち運ぶとき、特別に尊い色である黄色い布で包むのが、ならわしでした。
■インド神話での月は、神に捧げる酒を満たす容器です。月長石もまた、その酒のように情熱をかきたてるとされました。
そのため、インドでは結婚式に、花婿から花嫁に、月長石を贈る習慣が生まれました。
【古代ローマ】
■1世紀ローマの博物誌家・プリニウスは、その著書『博物誌』の中に「セレニティス(月長石)の中には、月の満ち欠けとともにその大きさを変える光が宿るという」と書き残しています。
【欧州】
■16世紀パリで、ミゾーという人物が、月長石に宿る不思議な光と、月の満ち欠けの関係を観察する実験を行いました。
かれは、ときの皇太子(のちの英国王となるエドワード6世)に、この石を献上し、皇太子は王となったのち、この石を使って政事の判断の吉兆を占ったといわれます。
■また、メディチ家出身のローマ教皇・レオ10世も、この石を愛蔵していたといわれます。
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