ジェード Jade ※日本で5月の誕生石
和名:翡翠(ひすい)
語源:古代アステカ人は、翡翠を「肝臓・脾臓・腎臓の病よけ」の石と考えていた。そのため、この地を征服したスペイン人が、スペイン語で「ピエドラ・デ・イハーダ(腹痛の石)」と呼んだ。このイハーダ(ijade)が英語読みされ、jadeとなった。
また、軟玉の「ネフライト」は、ギリシア語で“ネフロス”(腎臓)の意。
宝石のことば:福、長寿、健康、力、純粋
種類:ひすいには、硬玉(ジェダイト)と、軟玉(ネフライト)の2種がある。
鉱物的にはじつは別種の石なのだが、見かけが似ているため、古代には同一視された。
翡翠=みどりの石のイメージがあるが、黒・茶・赤・オレンジ〜黄・青・白など、さまざまな色のものがある。
身体的には・・肝臓・脾臓・腎臓などの、病よけになるといわれます。
軟玉(ネフライト)は、眼病にも効くといわれます。
精神的には・・霊的な力を高めるといわれます。身につけると、積極性・論理性が高まります。
また、潜在能力をめざめさせ、ウソ・誘惑に負けず、勇気・慈悲心をあたえ、気力もみなぎるといわれます。
■翡翠は、とくに中国で愛され、とくにみどり色の石は「豊穣・生命・再生」のシンボルでした。
神聖な、幸運の石として、
「男性から女性へ、蝶をかたどったおまもりにして贈ると、恋がみのる」
「親友同士は、2人の人物を彫ったおまもりを贈りあう」
「南京錠の形に細工して、子どもの首にかけると、じょうぶに育つ」
などのように使われていました。
【中国 古代】
翡翠は古代中国では「玉(ぎょく)」と呼ばれて珍重され、朝廷の儀式には欠かせない宝器の材料にされました。
不老不死の薬を理想とする「神仙思想」では、翡翠を材料としてつくられると信じられてさえいたのです。
そのため、翡翠は「第一夫人に贈られる石」だったのです。(ちなみに、第二夫人にはダイアモンドを贈ったそうです)
また、死者を埋葬するとき、遺体の目・鼻・耳・肛門に朱色に塗った玉をつめて葬る風習がありました。
【中央アメリカ 古代】
古代アステカの神“翼ある蛇”ケツァルコアトルは、母が翡翠のかけらを飲んで受胎し、この神を産んだという神話があります。この神は、火のおこしかた、酒の醸造、トウモロコシの栽培とともに、宝石の加工も人間に教えたといわれます。
アステカ人は、すでに翡翠を「肝臓・脾臓・腎臓の病よけ」のおまもりと考えていたそうです。
【日本 古代】
『古事記』に登場する、沼河比売(ぬながわひめ)という女神は、翡翠の神といわれています。
翡翠は、勾玉、管玉などに加工され、宝飾としてだけでなく、呪術的な意味もこめられ、もっとも貴重な石でした。
ちなみに和名の「翡翠」は、その色が鳥のカワセミ(おなじく翡翠と書きます)の羽色に似ているからだといわれます。
『源氏物語』に、すでに「ひすい」という読みは登場しています。
【イスラム教】
アラブのイスラム教世界では、翡翠を平べったいおまもりに加工し、身につけていると、不愉快な出来事・ケガなどの厄よけになると信じられていました。
【欧州】
なぜか、翡翠は「競馬のおまもり」、とくに「競馬の騎手の幸運のおまもり」という言い伝えがあるそうです??
|