クロス専門店「くるすや」宝石のトリビア−#8
4月の誕生石 水晶
クリスタル Crystal ※英国で、4月の誕生石であるダイヤモンドの代用石
和名:水晶(すいしょう)
語源:ギリシア語で「透明な氷」(krustallus)。和名も「氷の結晶」の意。
宝石のことば:潔白、清浄無垢、貞節、処女性、平和
種類:「クオーツ(quartz)」とは石英のこと。
水晶は地球上にもっとも多い元素である酸素と、二番めに多い珪酸の化合物であるため、もっとも一般的な鉱物のひとつ。
無色透明のものをとくに「ロック・クリスタル」または「クリア・クオーツ」と呼ぶ。
透明な水晶は、ほかに紫水晶(アメシスト)黄水晶(シトリン)、黒水晶「モーリン、カンゴーム」、紅水晶「ローズ・クオーツ」、煙水晶「スモーキー・クオーツ」などと、色で呼び分ける。
また、半透明な水晶は、玉髄(カルセドニー)と呼ばれ、不透明な水晶は、血玉髄(ブラッドストーン)などがある。

身体的には・・免疫機能を高めて自然治癒力を活発にする、新陳代謝をよくして若返らせる、痛み・熱をやわらげるなどの効能があるといわれます。
精神的には・・「ヒーリング」の力が強力です。悪運をさけ、潜在能力をひきだすともいわれます。

クリスタルは、心身ともに清らかにし、感覚を鋭くして霊的世界と交信できる力をさずけるといわれます。
世界中で、水晶玉が占いに使われるのは、このためです。
「パワーを集める石」としても有名で、一時期、日本のプロ野球選手に、クリスタルの数珠やネックレスを身につけて試合にのぞむのが流行したほどです。
とくに、眠るときクリスタルを身につけていると、悪夢・呪い・悪しき魔法などをしりぞけるといわれます。

【日本】
日本では、あまりにも有名な“陰陽師”安倍晴明が、母である妖狐・葛ノ葉が森に去るとき形見に残した水晶玉を耳にあてることにより、鳥や獣のことばの意味を知ることができた、という伝説があります。

【欧州 古代】
ケルト神話では、常世からやってくる霊の御使いは、クリスタルの船に乗って海からやってくると信じられていました。
古代の欧州では、クリスタルはもっぱら、スイス・アルプスの万年雪のある場所で産出されました。そのため、人々は「氷が化石になってクリスタルになる」と信じたのです。クリスタルの語源が和・洋ともに「氷」なのは、ここからきています。

【インド】
インドでは、クリスタルは血止め・熱さまし・肺病・痔・憂うつ症・ハンセン氏病など、あらゆる病の特効薬といわれました。とくに上質のものは、どんな毒のききめも消すと信じられました。
クリスタルのおまもりは、火除け・泥棒よけ、悪しき星の影響をしりぞけるといわれました。

【オーストラリア】
クリスタルは「雨の石」と呼ばれ、雨乞いの儀式には欠かせないものでした。部族によって、儀式用の杖の先にとりつけたり、粉末にして雨のように降らせたりして使われました。

【オセアニア】
オセアニアの古い言い伝えによると、クリスタルには特殊な精霊が住んでいるといわれ、シャーマンの医師が、患者の病の原因をお伺いをたてるのに使われました。

【欧州 中世】
クリスタルはとくに18世紀いらい、ダイアモンドの代りをする石として、高貴な存在といわれてきました。
クリスタルのおまもりには、悪夢・呪いをはねかえす力があるといわれました。
母乳が豊かに出るようにするには、聖母マリアの象徴であるクリスタルを浸しておいたはちみつか、ワインを飲む。
またはグリフォン(=griffon グリフィン griffin ともいう。鷲の頭をもつ、つばさある獅子。黄金の番をするといわれるギリシア神話の怪獣)を彫刻したクリスタルのおまもりを身につけているとよい、などといわれました。
また、クリスタルを粉末にしたものを溶かしたワインは、赤痢に効くともいわれました。
英国では「星の石」と呼ばれ、ひとつの小川から9つのクリスタルを探し集め、水1リットルで煮たものを9日の間、患者に毎朝飲ませると、どんな病でも治るといわれました。
シェトランド諸島では、小粒のクリスタルを池で探し出し、この池で足を洗いながら投げこめば、女性の不妊症が改善されるといわれました。

【キリスト教】
クリスタルは光を通すため、「聖母マリア」の象徴とされました。
精霊によって身ごもり、「光」の象徴である息子キリストを通過させても傷つくことのなかった女性だから、というわけです。
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