クロス専門店「くるすや」宝石のトリビア−#15
7月の誕生石 カーネリアン
カーネリアン Carnelian,Cornelian ※15〜20世紀には8月、げんざいは英国で7月の誕生石ルビーの代用石
和名:紅玉髄(こうぎょくずい)、赤玉髄(せきぎょくずい)、紅瑪瑙(べにめのう)
語源:ラテン語で“肉”(carne)、または“心臓”(cor)の意から。また、発見された地名が“赤”に由来するものだったため、ハナミズキの赤い実に似ているから、など諸説ある。
宝石のことば:満足、剛毅、深い友情、不幸をふせぐ
種類:半透明の水晶であるカルセドニー(玉髄)の一種。緑色のものは緑玉髄(クリソプレース)と呼ばれ、同じ仲間。
鉄の酸化物を含むため赤〜オレンジ・イエローの色となる。ときには少し縞模様が入る。

身体的には・・おできなど皮膚の疾患をいやし、呼吸器系を元気にするといわれます。
 また、呼吸器を丈夫にして声を強くすることから、「雄弁さをあたえる」ともいわれます。
精神的には・・友情をまもり、邪悪な心・悲しみをはらい、積極的・行動的にしてくれるといわれます。
 また、血の流れをおちつかせることで、怒りをしずめ、尊厳をあたえるともいわれます。

カーネリアンは古代メソポタミア・エジプトなどの遺跡から発見されるほど、古い時代から愛されてきた石です。
赤い石であるルビーやブラッドストーンなどと同じように「血止め石」と信じられ、戦場でのおまもりとされました。
また、夫婦和合をもたらし、家庭を楽園にしてくれる石とも呼ばれています。

【古代エジプト】
カーネリアンは、心臓のおまもり・ホルス神の眼・ハゲタカのおまもりなど、ミイラの副葬品としてさまざまなものに用いられました。あの有名なツタンカーメンの遺跡からも、数多くのカーネリアンに飾られた副葬品が出土しています。
女神イシス(冥界の王の妻)の帯の締金をかたどったおまもりをカーネリアンで作り、呪文を刻み、花を浮かべた水にひたしてからミイラの首に飾るという習慣もありました。これが、死者に天界の道を開いてくれると信じられていたのです。
また、カーネリアンをミイラの足の上に乗せて埋葬すると、死者の足がじょうぶになり、死者の国への旅を助け、あの世でも健康でいられるという言い伝えもありました。

【欧州・中世】
「キリストの真理への情熱」をあらわす石として、キリスト教徒たちに珍重されました。

【イスラム教】
「どんな混乱のさ中にあっても、平常心を保たせる石」として、古くからおまもりにされました。

【オーストラリア】
先住民族アボリジニのシャーマン・ドクターは、カーネリアンを「どんな病にも効く石」として大切に用いました。
また、悪霊や悪夢をしりぞけ、家が壊れたり、壁がくずれてケガをすることから護ってくれるとも信じられていたのです。
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