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2月の誕生石 アメシスト |
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和名:紫水晶 語源:ギリシャ語で「酒に酔わない」(amethustos) 宝石のことば:誠実、深い純愛、心の平和、注意力、中毒を予防する 種類:水晶の一種で、紫〜藤色のもの。熱処理することでシトリン(黄水晶)を作り出すこともできる。 精神的には・・アメシストは、とくに精神的方面に、よい影響をあたえる石といわれます。 古来より「酒の悪酔いをふせぐ」といわれるアメシストの特性は、感情の波立ち・悪い考えをおさえ、誠実・平和な心をもたらすことに通じます。心の疲れをいやし、悩みすべてに効くとされます。 また、不運のあとの心のいらだちを鎮め、おだやかにし、消極的な気持を、積極的方向にみちびいてくれます。 ■知性の働き、洞察力を高め、学問好きにするとして、古くは兵士・猟師・船乗りのおまもりでした。 現代では、ビジネスマン・医師・法律家のおまもりとされています。 指輪の場合、とくに、左手の中指にはめると、効果大だそうです。 【ギリシア・ローマ 古代】 ■ギリシア・ローマ神話に、酒神ディオニソス(ローマ神話はバッカス)が、たわむれに虎の餌食としようとした精霊アメシストを、女神ダイアナが石に変え、救ったというエピソードがあります。酒神は大いに反省、その石にワインをそそいで紫色の宝石に変え、「これを身につければ、だれでも酒酔いからまもられる」としたのです。 この伝説のため、古代ギリシア・ローマでは、アメシストを身につけて酒宴に出、あるいはこの石を飾った酒盃から飲めば、悪酔いせず、醜態をさらさないとされました。 ■1世紀ローマの博物学者プリニウスは、「ワインに近づきつつ、それを吸収せず、似たような濃い色に留まった石」と解説しました。かれによると、アメシストに日月を彫刻し、つばめの羽で吊るしたおまもりは、魔よけ効果大とか。 ■古代ローマでは、他人からの悪口、魔力、泥棒よけ、さらにはイナゴの害(?)に効き目ありとされました。 ナイル川流域では、雨乞いのときに利用されました。 【欧州 中世】 ■欧州では古くから、暴飲暴食・眠気・毒・疫病をふせぎ、頭痛・歯痛・痛風にも効ありとされました。 アメシストを有毒な井戸のそばに置くと、色が変って知らせてくれる、などともいわれました。 ■唾液で湿らせたアメジストでさすると、腫瘍が消え、蜘蛛に刺された傷の毒消しになるといわれました。 また、顔をこする、あるいはこの石を入れた湯で洗顔すると、顔のシミがとれるといわれました。(12世紀ドイツの神秘家・ヒルデガルドによる) 【キリスト教】 ■アメシストは、聖書に登場する12の宝石の1つですが(詳しくは誕生石トリビア♯2「聖書に登場する12の宝石」参照)、この石はいちばん最後、12番めに名が挙げられます。古代の新年は3月から始まるため、12番めの石が、2月の誕生石となったわけです。この伝統は、古代バビロニア時代からという古いものです。 ■中世、欧州のキリスト教徒は、この石を「愛・真実・情熱・受難・希望」の象徴とし、とくに「男性の宗教的献身」のシンボルとしました。この石の紫色そのものが「謙遜(けんそん)」を意味したためです。 ■別名・12使徒の1人「聖マタイの石」と呼ばれ、赤がかった紫の石は、「キリストの完全性」の象徴ともいわれました。 ■司教は高い徳・理想を得ることをねがい、アメシストの指輪を身につけたため、「司教の石」とも呼ばれました。 ■聖バレンタインは、アメシストを「愛の石」と呼び、恋人たちはつねに身につけているようにと、すすめています。 |