クロス・ネックレス専門店「くるすや」その他のトリビア−#2
トラベル・ジュエリーとは
トラベル・ジュエリーとは、直訳すると「旅行用の宝石」・・つまり、精巧な模造の宝飾品のことです。

ヒッチコックの『泥棒成金』という映画で、「宝石はホテルの金庫にあずけてください」と保険会社の男に言われた、米国の石油成金の夫人が「じゃ、外出のたびに金庫を首に巻いて歩けっての?」と啖呵(タンカ)を切る場面がありました。
この映画の主役は通称“猫”という宝石泥棒で、いつのまにか宝飾品を偽物とすりかえられてしまった夫人が怒り、目玉焼の黄身のまんなかにタバコをつっこんで消すという、印象的な場面がありましたっけ。

むかしから、ハリウッド女優や、大富豪のマダムは、高価な本物の宝飾品は銀行の貸金庫にあずけ、精巧に作らせた模造の宝飾品のほうを身につけていました。それが上流の女性としての、たしなみだったのです。
盗難よけであることはもちろん、うっかり傷つけてしまう、紛失してしまう・・などの心配から解放されつつ、大好きな宝飾品で身を飾るよろこびも味わえる、というわけです。
彼女たちのように上流の女性でなくとも、近年、欧米の女性たちの間では、旅行やスポーツなどレジャーの場に、高価な天然石の宝飾品や、高価な時計は身につけないのが、常識になってきています。

といっても、ひとめ見てだれの目にも偽物と判るような、安物のイミテーションでは、意味がありません。
宝飾品の長い伝統をもつ欧米では、こうした模造の宝飾品のレベルもまた、高いのです。
たとえば「天然石」に対する「模造石」という場合、天然石とまったくおなじ成分で、科学的に人の手で作り出しているということなので、組成・性質などは天然石とほとんど変わらない、というものもあるのです。
「模造・イミテーション」というと、つい安物というイメージがありますが、模造にもピンからキリまである、ということですね。

(この項「トラベル・カジュアルジュエリー」サイトを参考にさせていただきました)
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