十字架には、いろいろな種類があります。
古い宗教画や彫刻、教会の祭壇飾りなどによく登場するので、おぼえておくと、より興味が増すかもしれませんよ。

ラテン式十字架
別名:受難十字(crux immissa)
タテ棒のほうがヨコ棒より長い、もっともよく見かける、一般的な形の十字架です。
キリスト教における十字架は、タテとヨコの棒がまじわる形から、
「天−地」、「時間−空間」など、両極端のものの統一・統合・節度などをあらわします。
一般に、キリスト磔刑像が描かれた十字架は、
「人類の※贖罪・救済のための、いけにえの祭壇」
(※しょくざい:何かをさしだして、罪を許してもらうこと)
「死・地獄にたいする勝利」「苦難の別名」
などをあらわします。
磔刑図が描かれない十字架は、さらに抽象的に、
「(エデンの園の)生命の樹」
「ヤコブのはしご」(※天使が上り降りする、天上へのはしご)
「世界の軸」
「新たな創造」
などをあらわします。
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