クロス専門店「くるすや」十字架のトリビア−#10
いろいろな種類の十字架・・複十字・角花久留子

複十字・角花久留子
もっともふつうの形の「ラテン式十字架」を、4つ合わせたもの。別名「クロスレット」
日本の家紋としての正式名は、「角花久留子」(かくはな・くるす)だそうです。(もちろん、切支丹紋の意味あり)

「どっかで見たことある形だなぁ〜」って? あなた、時代劇がお好きですね。ニヤリ( `ー´)
じつはこれ、柴田錬三郎の傑作時代劇、あの眠狂四郎の紋所なんです。
円月殺法で有名な眠狂四郎は、父がオランダ人の転びバテレン、母が日本女性という、混血児でした。
明らかにキリシタン紋である、この紋所なのは、両親の、こういうからみがあるためなんでしょうね。

追記:
「角花久留子」を紋所に使った眠狂四郎は、どうやら「市川雷蔵の」狂四郎だけのようです。
雷蔵の狂四郎があまりにも印象的なんで「狂四郎の紋所=この紋所」と、ずっと思いこんでました。
聞くところによると、雷蔵自身が、この紋所をえらんだそうです。(ということは、原作が出典ではない・・?)

ついでに・・
雷蔵以外の狂四郎の紋所は、それぞれちがいます。
鶴田浩二はどうやら、井桁紋(ななめ線を4つ組んだもの)の中に、十字の紋。・・これも、そこはかとなく十字架イメージ。(この紋も、正式名を調べましたが、不明。創作かも?) 
田村正和は、翼をひろげた鳥のすがたの紋。鷺(さぎ)かな? これだけはなぜか、十字架と関係ないようです。

演じる役者によって、紋所がちがうとは思わなかったです。
若くして亡くなった名優・雷蔵のハマリ役だから、遠慮があるのか?
それとも、新鮮な自分なりの狂四郎を演じたくて、ちがう紋を使いたいのかな?

さらに追記:片岡孝夫の眠狂四郎も、雷蔵とおなじ「角花久留子」の紋所を使ってました。
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