クロス専門店「くるすや」十字架のトリビア−#1
十字架は、キリスト教だけのものではない
「十字架は、キリスト教よりずっと以前からあったの?」・・はい、そのとおりです。それが結論です。
ですから、キリスト教徒でない人が、十字架アクセサリーを身につけても、基本的には問題ないのです。

よく考えたら、ローマ人がキリスト処刑に使ったくらいだから「キリスト教より以前からある」に決まってるんですが(笑)。
ちなみに磔刑(はりつけ)とは、奴隷、異教徒など、身分の低い人を処刑する方法だったそうです。
西洋で俗に「ハシゴの下をくぐると縁起がわるい」といわれるのは、ハシゴが人を磔刑にするとき使う道具だからだとか。


さらに古い時代には、1本の棒に磔刑にするという原型があり、これは「単純十字架(crux simplex)」と呼ばれます。
時代が下るにつれ、さまざまな形と組み合わせた十字架が現れ、これは「複合十字架(crux compacta)」と呼ばれます。
もっとも一般的なラテン式をはじめ、T型、×型、+型、ビザンチン式などの十字架は、すべてこれに含まれます。

「十字」はもっとも古くからある、魔術的な記号のひとつでした。
「+」や「×」は、「自然界の中心に立つ人」をあらわします。「宇宙すべてが、かれの前後左右に広がる」という意味です。
いにしえの魔術師は、十字マークを「2つの線のまじわるところに、1つの精霊・願い・思考をクギづけにする」ため使ったといいます。・・つまり、護符とか、大願成就のおまもり、ということです。

私たちがいまも、願いごとや、魔よけの意味で指を交差させたり、約束をするとき、胸の上で腕を交差させたりするのは、そのなごりといわれています。
そういえば、名作アニメ『アルプスの少女ハイジ』で、ハイジが約束するとき「♪みんなで約束、ウソついたら針千本の〜ます!」と言いながら、胸の前で腕くんでましたっけ・・。
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